泡盛について
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泡盛のルーツ
蒸留酒の起源は、今のイラク付近のメソポタミアで、紀元前3500年頃に錬金術の試みの中で錬金術師によって偶然に発見されたのが最初と言われています。アランビッグと言われたこの蒸留酒は、東はイランでアラック、インドでロキシー、タイでラオ・ロン、ベトナムでルア・モイ、中国で、白酒、朝鮮で焼酎、沖縄へは泡盛と伝わってきました。
一方西では、スコットランドやアイルランドでウィスキー、フランスでブランデー、イタリアでグラッパ、ロシアでウォッカ、オランダでジンなどとして伝わっていきました。
そして大航海時代には、中南米でラム、メキシコでテキーラ、アメリカでバーボンへと蒸留酒は様々な経路をたどってそれぞれの国々に独自の酒文化を広げていったのです。
焼酎と泡盛の誕生
沖縄へは600年前(15世紀)の琉球王朝時代にシャム王国(現在のタイ)から南方諸国との貿易船で伝わり、琉球泡盛が誕生し、後に薩摩に伝わり焼酎の出現となります。
泡盛 名称の由来
琉球泡盛の名称は昔、泡盛の度数を計る時にある一定の高さからグラスの中にお酒を注ぎグラスの中にできる泡の盛り具合(量)で度数を決めていました。泡の盛り具合で度数を計る手法の中から泡盛という名称が生まれました。
泡盛の定義と原料
琉球泡盛の原料は泡盛のルーツであるタイからインディカ米を取り寄せ、麹菌は黒麹菌を使用し蒸米に黒麹菌を種付けする。
(※1. 日本酒は黄麹菌、焼酎には主に白麹菌を使用)
原料の米をすべて麹にし麹と水と酵母を一度に仕込む全麹仕込みで仕込んだ後19日間かけて発酵熟成させます。
(※2. 焼酎は二次仕込みなので原料の半分を麹にする)
琉球泡盛の原料のである発酵熟成したモロミを単式蒸留で蒸留して琉球泡盛、花酒を造ります。
(※3. 一度だけの蒸留、蒸留した酒を再度2回、3回と蒸留すると複式蒸留になり焼酎甲類になります)
上記に記した「※1、※2、※3」が泡盛の定義になります。
全てクリアしないと、琉球泡盛の表示が付けられません。
泡盛の召し上がり方
泡盛の飲み方に定義はありません。水割りロック、ストレート、お湯割り、シークヮサー割り、ウッチン割り、ウーロン割り、炭酸割り、カクテル、薬草酒とそのスタイルは自由です。みなさんの好きなスタイルでお楽しみ下さい。
崎元酒造所の「琉球泡盛 与那国」「琉球泡盛 花酒 与那国」は、
製造からビン詰め、ラベル貼りに至るまで全て手作業で行っております。
昔ながらの琉球泡盛造りにこだわり、又さらなる品質向上に社員一同頑張っております。